経営者に絶対に必要なもの、それは「余裕」です。

経営者に絶対に必要なもの、それは「余裕」です。
経営に不可欠な、正確な判断、新しい発想は、「余裕」がなければ生まれてこないからです。
経営者から余裕を奪う最も大きな要因、それが資金不足です。資金が枯渇するのは、何も業績が悪化しているときばかりではありません。右肩上がりで成長している時も資金は不足します。売上に先行して投資や仕入・製作をしなければならないからです。

自社の預金通帳から現金が凄い勢いで減少していく・・・。

それは資金不足という会社の存続を脅かす最も大きな原因を想起させるため、経営者に強い恐怖感を与えるものです。恐怖感は、経営者から余裕を奪います。確かに、資金需要がないのに、お金を借りれば、金利分、余計なキャッシュアウトが生じます。
しかし、幸いにも現在の金利水準は、まだ低い。余裕のあるときこそ、将来の余裕を生み出す判断ができるもの。金利分の支払は、安心料と考え、計画上必要となる資金よりも多めに手元資金を確保しておくことをお勧めします。