決算診断と経営計画は表裏一体
経営計画は何のためにつくるのでしょうか?
銀行のため?
補助金や助成金をもらうため?
もちろんそれもあるでしょう。
しかし本来は、自社の継続発展のため、すなわち黒字を継続していくために作成するものだと考えます。
黒字を継続していくためには、正確な打ち手が必要です。
どのような手段が正確な打ち手かを判断するには、正確な現状把握が欠かせません。
毎期作成する決算書は、会社の現状を正確に語りかけてきます。
決算書を見ることは、ドラマを見るように楽しいことであり、また苦難の道程を再度辿ることでもあり、そこから会社が活動してきた様子をすべて読み取れます。
そこには、数値という客観的で正確な物差しで測定された、結果が表現されるのです。
人間に例えれば、定期的に行う健康診断のようなものです。
まずは、決算書から自社が抱えている問題点を正確に把握することから始めましょう。
黒字を継続していくためには正確な打ち手が必要だと申しました。
しかし、決算書はあくまで過去の積み重ねから導かれる正確な現状です。
もちろん、臆することなく現状を知ることは必要ですが、そこには、今後施すべき黒字を継続していくための正確な打ち手は記載されてはいないのです。
黒字を継続するためには、過去の決算書から会社の現況を正確に理解したうえで、具体的な打ち手を社長さま自身が見極め、実践していくことが必要です。
その課程を言語化することで、社長様だけではなく従業員様、主要な得意先様・仕入先様、外注先様、また金融機関等に理解していただき、一緒に黒字を継続するためのチームとするための道具が経営計画なのです。
高橋公認会計士・税理士事務所では、黒字を継続するための経営計画の作成を支援しています。